『古館が競輪中継の実況をやるらしい』
と言う話は、当時結構な話題だった。
ギャンブル好きと言うのは大抵プロレス好きで、まあそうでなくとも、古館と言えば実況界のスーパースターなのは衆目の一致するところ。
初実況のときは、とりあえず皆バイトの手を休めてテレビを見たものである。
今となっては、古館がどんな実況をしたかというのはさっぱり覚えてないのだけれど、はっきりと記憶している出来事がひとつある。
中のスタジオからバンクの見える実況席へ、古館はじめ実況陣一行が移動している時のこと。
一人の観客が古館に檄を飛ばす。
『フルタチィ!!勉強しろォ!!』
自称競輪のプロ。フェンスに30年、40年と張り付き続けた中年男性だったか。
つまりはただの車券オヤジである。ヤジであるw
そんなどうでもいい罵声に、実況の神様はひとこと。
『よろしくおねがいしますっっ!!』
ああ、やはり人々の記憶に残る人物とはこうなんだ、常に学ぶ姿勢を忘れない…と。
とにかく感心した。
どうもハゲしく誤解していたようである。
なーにが勝ち点3、取りたかったですよねエヘヘ、だっつーの。
車券オヤジに代わって俺が言ってやる、勉強しろ!
・・・と当たらぬ予想の腹いせに吐いてみた。
ダイヤモンドSは真に学ぶ姿勢を忘れない、岡部のタニノエタニティから。
2005年02月13日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/1922753
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/1922753
この記事へのトラックバック



